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Sora E2EE Go ライブラリ
時雨堂のオープンソースソフトウェアについて
利用前に https://github.com/shiguredo/oss をお読みください。
概要
WebRTC SFU Sora 利用時に E2EE をブラウザで実現するためのライブラリです。 これ単体では利用できず Sora JS SDK から呼び出して利用します。
ドキュメント
詳細な仕様についてはドキュメントをご確認ください
https://sora-e2ee.shiguredo.jp/
FAQ
- このライブラリのライセンスはなんですか?
- Apache License 2.0 です
- E2EE を利用するメリットはなんですか?
- WebRTC SFU 側で音声や映像の解析が困難になります
- E2EE の鍵合意プロトコルはなにを使用していますか?
- Signal プロトコルの X3DH を利用しています
- E2EE のメッセージ暗号アルゴリズムはなにを使用していますか?
- Signal プロトコルの Double Ratchet アルゴリズムを利用しています
- E2EE 用のキーペアはどうやって生成すればいいですか?
- キーペアは WebAssembly で動的に生成されます
- E2EE に利用する暗号方式は何を採用していますか?
- AES-GCM 128 を採用しています
- E2EE に利用する暗号鍵を生成する鍵導出関数はなんですか?
- HKDF を利用します
- E2EE に利用する IV の生成方法はなんですか?
- HKDF を利用して生成された 96 ビットの値と前半 64 ビットを 0 パディングした 32 ビットのカウンターの XOR を利用します
- E2EE 用のキーペアはどう扱われますか?
- 利用するキーペアは WebAssembly 側で動的に生成されます
- E2EE 用の鍵は Sora に送られますか?
- 送られません Sora には
{e2ee: true}
という値のみが Sora に送られます - この値は E2EE を利用しているかどうかを認証サーバ側で把握するために利用されます
- 送られません Sora には
- E2EE 用の wasm バイナリはどう用意すればいいですか?
- 自前でビルドしてください Go が必要になります
- その後 Sora JavaScript SDK で
{e2ee_wasm_url: "https://example.com/wasm.wasm"}
のように設定してください
- E2EE で利用するキーの利用回数が 2^32-1 回を超えたらどうなりますか?
- 切断します
- E2EE はどうやって実現していますか?
- Insertable Streams API を利用しています
- E2EE を利用すると遅くなりますか?
- 暗号化/復号が入るので遅くはなりますが Web Worker を利用することで可能な範囲で高速化はしています
- E2EE を利用すると CPU 使用率は上がりますか?
- E2EE 用の暗号化/復号を行うため CPU 使用率は上がります
- 暗号ライブラリは何を利用していますか?
- WebCrypto を利用しています
- 定期的な鍵交換は行いますか?
- チャネルへの参加、離脱が発生するたびにマテリアルキーが更新されます
- Secure Frame は利用していますか?
- 採用しています
- 暗号化には AES-GCM 128 を採用しています
利用可能環境
- Chrome M87 以降
- Edge 87 以降
利用技術
- WebRTC Insertable Media using Streams
- Web Cryptography API
- Web workers
- Streams
- WebAssembly
- The X3DH Key Agreement Protocol
- The Double Ratchet Algorithm
- Go "syscall/js"
- Secure Frame
Sora JavaScript SDK からの利用方法
let sora = Sora.connection('wss://example.com/signaling');
let channelId = 'shiguredo@sora-labo';
let metadata = {'signaling_key': 'VBmHJ75tjP_NPpHPDwDHfuf84LtNtOx0-ElOZ0qlU7xQ0QtV'};
let sendrecv = sora.sendrecv(channelId, metadata, {e2ee: true, e2ee_wasm_url: "https://example.com/e2ee/wasm.wasm"});
navigator.mediaDevices.getUserMedia({audio: true, video: true})
.then(mediaStream => {
// connect
sendrecv.connect(mediaStream)
.then(stream => {
// stream を video.src に追加する等の処理
});
})
.catch(e => {
console.error(e);
});
// disconnect
sendrecv.disconnect()
.then(() => {
// video を止める等の処理
});
// event
sendrecv.on('disconnect', function(e) {
console.error(e);
});
ライセンス
Copyright 2020, Shiguredo Inc.
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